更新日:2024/04/04
母子健康手帳を使おう
ママと子どもの健康記録…だけではありません
妊娠中に気をつけること、妊娠中の食事の目安、働く女性・男性のための出産・育児にかかわる制度の紹介などもあります。
母子健康手帳は、子育てをするママに役立つ、便利な手帳です。
ちょっと知りたいことができたとき、まず、母子健康手帳にその答えがないか調べてみてもいいと思います。
母子健康手帳の交付場所は、「にんしん出産相談室ぽかぽか」(子育て支援センター内)です。
関連ページ
妊婦健診の必要性
妊婦健診は、ママや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うものです。
ママの体やお腹の赤ちゃんに異常はないかを確認し、何らかの異常が見つかった場合には、その治療や対処を行ったり、分娩時に必要な準備をすることができるのです。
妊娠しているにもかかわらず、産科・助産所への定期的な妊婦健診を行わず、産気づいたときに初めて医療機関を受診し出産する、いわゆる「飛び込み出産」をする人がいると、ニュースで耳にしたことはありませんか?これは、とても危険な行為です。
なぜなら、もし、何らかの異常があった場合、出産時に初めてその異常を知り、対処しなければならないために処置が遅れ、母子が危険にさらされるケースもあるからです。
出産は、決して安全なものではなく、リスクがあることを忘れてはいけませんね。
関連サイト
妊婦健診は受けないといけないの?(ヘルスケアラボ)
妊娠前に受けておきたい検診(プレコンセプションケア)(ヘルスケアラボ)
関連ページ
子育てコンパス>プレママ・パパ>赤ちゃんが欲しいと思ったら
知りたい>ママ・パパになるための準備>妊婦健康診査
妊娠中の食生活
妊娠中は、お腹の赤ちゃんのことも考えて、食生活に気を配る必要があります。
厚生労働省では、妊娠中や産後に何をどれだけ食べたらよいかをわかりやすく伝えるための指針「妊産婦のための食生活指針」のパンフレットを作成しています。
その他、妊娠中に避けた方が良い食べ物や食中毒予防のポイントをまとめた「食べ物について知っておいてほしいこと」のパンフレット、魚に含まれる水銀についての注意点などをまとめた「お魚にについて知っておいてほしいこと」のパンフレットもあります。下記の関連サイトから確認してください。
妊娠中の薬の服用について
「持病で飲んでいる薬は妊娠しても飲めるのか」「妊娠中とは気が付かずに薬を飲んでいたけど大丈夫?」など、妊娠・授乳期間中の服薬に関して疑問に思ったことはありませんか?
国立成育医療研究センターでは、専門の医師・薬剤師が相談に応じています。
下記の関連サイトから確認してください。
関連サイト
妊娠中と産後の食事について(子ども家庭庁)
妊娠と薬情報センター(独立行政法人 国立成育医療研究センターホームページ)
つわり
つわりとは、悪阻(おそ)ともいい、妊娠初期に起こる吐き気と嘔吐のことです。急激なホルモンバランスの変化が関係しているようですが、なぜ、つわりがあるのか、原因は医学的に立証されていないようです。
個人差があり、まったく感じない人から、数週間で落ち着く人、妊娠期間中ずっとつわりの症状がみられる人まで様々です。
また、嗜好品が変わったり、とても眠い日が続いたり、便秘や下痢になる方もいるようです。
つわりの症状(例)
においづわり:買い物中の食品の匂いや、ごはんの炊ける匂いでも気分が悪くなってしまう
食べづわり:お腹が減ると気分が悪くなり、何かを食べていると落ち着く状態
食べられない:食べてもすぐに吐いてしまう状態。水も飲めない場合もあります。
食べられないほどのつわりが一番辛いですね。
レモンなど、さっぱりしたものがつわりを軽減させる効果があるようです。
その他にも、自分だけの「これなら」を見つけ、つわりの時期を乗り切りましょう。
症状が重い場合は、我慢せずに、病院を受診してください。
食事は無理せずに
つわりの時期は、食べられる物を食べるだけで大丈夫です。食欲がないときでも水分補給は忘れずに。吐いてしまうにも水を飲んでいれば幾分胃に負担をかけません。
「赤ちゃんの分も食べないと」なんてことはストレスになるだけですよ。
仕事をしている方へ
妊娠中でも仕事をしている人の中で「通勤途中に気分が悪くなる」「入院する必要がでた」など症状が辛い場合は「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用して、勤務先に身体の状態を伝えましょう。