公開日:2016/02/24
作成者:白
草加駅から西に向かって7~8分の住宅街にあるかおり幼稚園。
敷地内に浄捷寺、向かいにも宣行寺とお寺に近い立地のせいか、静かで落ち着いたたたずまいのかおり幼稚園は、玄関前でまずマスコットのゾウさんが迎えてくれます。
宗教教育を取り入れ、人として身に着けておくべきことを一人ひとりに丁寧に指導するよう心がけているということですが、実際に子どもたちがどんな園生活を送っているのかご紹介します!
うちの幼稚園、ここが一番!
在園児のママたちに、幼稚園選びの決め手やどんなところに魅力を感じているか聞いてみました!
◆保育園や他の幼稚園でなくかおり幼稚園に決めた理由は?
・共働きではないので幼稚園を選びました。見学に行った時に子どもたちの礼儀正しさと明るさを感じたので、厳しいけれど厳しいばかりではない、楽しいけれどけじめのある幼稚園生活を送ってほしいという我が家の考え方と合致したため。(どーなつさん)
・保育園より、幼稚園の教育方針の方が自分の考えに合うから。また身内(父・母・祖母など)が通っていたから。(りなさん、Tさん)
・園がキレイなこと、見学して先生方の対応が一番しっかりしていたことから決めました。(プチトマトさん、Tさん)
・HPを見て方針に共感できたこと、習字をカリキュラムに組み込んでいることに魅力を感じました。(匿名ママ)
◆入園してよかったこと、かおり幼稚園の魅力など
・少人数ですべての先生が子どもの顔、名前、ニックネームを覚えて呼んでくれる。給食を頑張って食べられるよう応援してもらえる。好き嫌いがものすごく減った。お遊戯会の衣装作りは大変だけど、できた衣装でがんばって踊る子どもたちを観るとより感動する。(どーなつさん)
・先生方の教育がしっかりしている。少人数ならではの細やかさ。保育時間が長いこと、お弁当作りが月2回なので楽しく作れる。年長時に小学校に向けた準備をしっかりしてくれるので、入学後が楽!(Tさん)
・園での様子を見られる機会が多いこと。(匿名ママ)
・日々の生活を担任の先生が手紙で詳しく教えてくれるのでうれしいです。異年齢のお友達と触れあう機会が多いので良い。(プチトマトさん)
少人数ならではのアットホームな空気が魅力
ママたちが「ここがいい」と口をそろえるのが、なんといっても少人数クラスで一人ひとりにきっちりと指導してくれること。特に年少は1クラス十数名に抑えているので、初めての集団生活にも安心して入っていけます。年中・年長になると1クラスあたりの人数は多少増えますが、一人の先生が自信を持って預かれる人数をキープしてクラス編成を行っています。
担任の先生が子どものちょっとした様子を手紙で教えてくれたり、がんばって給食を全部食べると手作りの「がんばりカード」をプレゼントしてくれたり、きめ細かい目配りに安心感を覚えるママは多いようです。学期末に手渡される「生活通知表」には先生からのコメントがびっしり。日々しっかり見ていてくださったことが改めてわかります。
担任でない先生も全員の名前を覚えてくれていて、どの子にも声をかけてくれます。またママにとっても、学年全部の子どもの名前がわかり、親同士も顔を覚えやすいので、運動会や遠足などの園行事が和気あいあいとした雰囲気で楽しめます。
宗教教育で、人としての心をつくる。
かおり幼稚園は浄土宗の教えに基づいた宗教教育を行っています。園児は毎日”ののさま(仏さま)”にお祈りをします。「おやさしいののさま、ゆうべもお守りくださいまして、ありがとうございました。……」と、日々無事に過ごせること、見守ってくださることへの感謝を言葉で表します。階段の踊り場にはのの様が安置されていて、前を通る時は必ず手を合わせます。こうすることで、ののさま=守ってくれる存在を心で感じることができ、ののさまが見ていると思うことで、良いこと・悪いことを自分で判断できるようになるといいます。
たとえば、今はお話を聞くべき場面だと誰かに言われるのでなく、自分で思うことができれば自然と聞く姿勢が取れます。「小学校の入学式で、かおり幼稚園の卒園児たちは座っている姿勢が立派だと、小学校の先生からもおほめの言葉をいただきます」との副園長先生のお言葉に納得です。
式典の時は園児がお稚児さんとなって献香、献花をしたり、七五三祈願会には浄捷寺でお祈りをしてもらうなどの宗教行事も行いますが、特別な行事より、毎日のお祈りなど日々の生活を通して自然と身に付く心の教育が、かおり幼稚園の宗教教育なのです。
幼児期にたくさんの体験を! その後に生きるカリキュラム。
かおり幼稚園では体育、音楽教室をはじめとしたいろいろな特化教育を取り入れています。
隣接する「かおり美術教室」の講師が指導してくれる絵画のクラス(年長)は子どもたちに人気。のびのびと表現することの楽しさを味わわせてくれる内容で、課外でかおり美術教室に通う子どもも大勢います。英語の授業が全学年で月2回あることや、年長児になると習字、文字ワークに取り組むことも、保護者からしてみると“お得”とも思える充実したカリキュラムといえるでしょう。
副園長先生に伺うと、これらは早期教育のためではなく「遊びの一環として」触れるきっかけ作りなのだとか。みんなが同じ心を持って芸術に触れたり、机に向かって文字を書いたり、英語のクラスでネイティブの先生と楽しい時間を持ったりする。それによって豊かな経験を蓄積していくことが目的だといいます。幼稚園でやってみて興味を持ったら、そこから各自で美術教室や英会話スクールに通うのもよし。入り口の部分を幼稚園で提供したい、そうした思いで取り入れているカリキュラムだということでした。
年長の一年間では、小学校入学後のことを見据えた取り組みもします。文字ワークはひらがなを全部書けるところまで。先生がノートに手書きしてくれたお手本をよく見て、丁寧に字を書くことを身に着けます。また、給食の時間「小学生タイム」と称して時間を少し短めに設定する日を設けます。多くの子どもが小学校に入って最初に直面する課題=文字を書く練習、時間内に給食を食べることを、幼稚園の間に準備しておけるので、スムーズに小学校生活に入っていけるのです。
役員・係活動について
役員はなく、全員何らかの係をやります。係の種類:運動会園児係、お遊戯会係、アルバム係、お別れ会係など。係のお仕事は大変ではありません。
・全員が何か1つの係をやればOK。役員がないので他の園と比べたら一人にかかる負担はかなり少ないです。係をすることで、子どもたちの成長を間近に見られてむしろラッキーでした。(Tさん)
・集まる機会が割と多いことに加え、係をやったことで保護者同士がより親しくなれる。特に衣装づくり(お遊戯会係)の後は打ち解ける感がアップして、先輩ママにいろいろ相談しやすくなった。単純に楽しい。(どーなつさん・匿名ママ)
・お遊戯会係は大変だと聞いていたが、数名で助け合ってやるので、団結も深まったし、達成感も。クラスの方も協力してくれるので楽しかった。(プチトマトさん)
・アルバム係をやりました。写真撮影のため、普段の園生活を覗きに行けるところが良かったです。(りなさん)
園での生活を紹介!
どんな制服を着るの? どんなバスに乗れるの?……。気になる入園後の様子を紹介。
★制服や体操着
上着、ズボン・スカート、ブラウス、帽子は指定の制服を着用。登園後は上着を脱いでスモックを着ます。
※冬服・夏服とも男の子はつりズボン、女の子は肩ひも付きフレアースカートです。
※体操着は平成28年度以降、新規購入分からデザインが若干変更となりました。
★バッグ等
通園かばん、手提げ、上履き入れは指定品。
★バス:あり。2台のバスが市内全域にて運行しています。
★専任講師による教科は?:あり
英語、体育、絵画、習字、文字ワーク、音楽教室。
課外教室は絵画教室、体操クラブ、サッカークラブがあります。
★トイレのスタイルは?: 洋式
バリアフリートイレもあります。
★給食について:あり
月2回お弁当で、それ以外の日は外部の給食です(月ごとにエンゼルフーズまたは四季亭より提供)。
アレルギー対応食は、園内調理にて対応しています(現在はかおりPutra保育園の調理室、今後は新設の給食室で調理するようになります)。
★延長・早朝保育はありますか?:延長保育(~17:00)のみ。平成28年度以降は延長保育は19:00まで、早朝保育(7:00~)も実施予定です。
長期休暇中の保育は、現在夏季保育のみ。平成28年度以降は認定こども園に移行するので、基本は保育園と同等になります。
★遠足はどこへ行くの?
東武動物公園など
春は親子遠足、秋は園児と先生だけで行きます。
★お泊り保育は?:あり
年長時 東京タワー&増上寺、アイスショー見学など毎年行き先を企画して、園に一泊します。
★運動会はどこで開催?
西町小学校
★図書室はありますか?:なし
図書室はありませんが、折に触れて随時読み聞かせの時間を取るようにしています。
★主な進学先の小学校は?
西町小、氷川小、高砂小、草加小、花栗南小、新里小、瀬崎小、谷塚小
★障がい児への対応について:条件による(バリアフリー対策済・要個別相談)
※平成28年度より看護師を置きます。
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この情報は取材日時点のもので、設備や制度などは変更になる可能性があります。 特に、入園を検討されている方は最新の情報を必ずご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
取材にご協力いただきました園長先生、副園長先生はじめかおり幼稚園関係者の皆様、アンケートにお答えいただいた保護者の皆様、どうもありがとうございました!
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取材日:2015年12月14日
取材者:白