冬に読みたい絵本

冬に読みたい絵本

公開日:2016/02/03

作成者:ちえ

寒い日が続きます。節分、そして立春と暦の上ではもうすぐ春。でも、2月はまだまだ寒く、雪も降ります。そんな時こそ絵本の出番です。よい絵本は子どもの言葉の発達を促し、心を育くんでくれます。絵本をたくさん読んでもらった子は、本好きな子に育ちます。紹介する本は図書館で借りられます。近くの公民館や文化センターの図書室にも絵本がおいてあります。実際に手に取って、お気に入りの本を見つけてください。

 

  1. 411しんせつなともだち
  2. 『しんせつなともだち』
    作/方 軼羣 絵/村山義 訳/君島久子 福音館書店
    雪が降りつもり、食べるものがなくなった子うさぎは食べ物を探しに出かけます。かぶを2つ見つけて、1つ食べて、ろばさんもお腹をすかせているだろうと、残りの一つを届けます。ろばさんはやぎさんに届け、めぐり巡って、かぶは子うさぎのところへ戻ってくる。暖かい気持ちが伝わってきます。

 

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『ゆきのひ』
作・絵/エズラ・ジャック・キーツ 訳/木島始 偕成社
あたり一面銀世界。そんな雪景色の中に立ったときのことを想像すると、わくわくしてきます。この本の主人公ピーターからもわくわく感と好奇心が、貼り絵の画面から伝わってきます。

 

 

350_4-8340-1020ふゆめがっしょうだん『ふゆめがっしょうだん』
作/長新太 写真/冨成忠夫 茂木透 福音館書店
冬、葉を落とした木の芽を見てみましょう。うさぎさんやコアラくんがいます。木の芽を拡大写真した楽しい絵本です。長さんの詩もリズミカルですてきです。公園の木や街路樹の芽を探して歩いてみませんか。楽しいかたちに出会えますよ。

 

 

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『だるまちゃんとうさぎちゃん』
作/絵 加古里子 福音館書店
雪の日、だるまちゃんはうさぎちゃんに会って一緒に遊びました。雪だるまづくりや雪がっせん、ソリすべりなど、雪の日の楽しい遊びがいっ ぱい紹介されていて、雪が降るのが待ち遠しくなります。

 

 

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『14ひきのさむいふゆ』
作/絵 いわむらかずお 童心社
寒くても外に出て元気に遊ぶ14匹のねずみたち。家の中では暖かい部屋でゲームをしたりおやつを食べたり。ねずみの家族を見ていると幸せな気持ちが伝わってきます。

 

 

 

 

350_Ehon_192てぶくろ

『てぶくろ』 ウクライナ民話
絵/エウゲーニ・M・ラチョフ 訳/内田莉莎子 福音館書店
雪の降る森の中、子犬と一緒に歩いていたおじいさんは、手袋を片方落としてそのまま行ってしまいます。そこへねずみがかけてきて手袋にもぐり込んで言いました。「ここで暮らすことにするわ」そこへかえるが来て「私も入れて」と一緒に中に入り、だんだん大きい動物が次々やって来て、てぶくろは今にもはち切れそう。てぶくろを落としたことに気付いたおじいさんと子犬が戻ってくると……。

 

 

31614851torari-nu『ふゆのひのトラリーヌ』
作/絵 どいかや 偕成社
トラリーヌはお花が大好きなトラの女の子。雪の降る日、街のみんなはトラリーヌからすてきなプレゼントをもらいます。フエルトで作られた絵が暖かい絵本です。

 

 

 

61d69AsWa6L._SY498_BO1,204,203,200_きらきら『きらきら』
谷川俊太郎/著 吉田六郎/写真 アリス館
雪の結晶を見たことがありますか。宝石のように美しく、一つ一つ違う形なのです。谷川さんの詩のリズムも美しく、お勧めの一冊です。

 

 

 

unnamed simobasira『しもばしら』
作/絵 野坂勇作 福音館書店
寒い朝、おばあちゃんと畑に大根をとりにったはあちゃんは、足の下に不思議なものを見つけました。霜柱です。どんなふうにして霜柱ができるのか、おばあちゃんが教えてくれます。そして、なんと冷蔵庫で霜柱を作ってしまいます。なぜ、どうして?の気持ちを大切にする絵本です。

 

 

350_4-8340-1190-9とらた

『とらたとおおゆき』
かがわりえこ/ぶん なかがわそうや/え 福音館書店
お父さんが作ってくれたソリにサンタクロースからもらった鈴をつけて遊ぶとらた。お友達がやってきて乗りたがります。みんなは公園の山で、ひゅうーとすべってひゅうーととんで ぴゅんぴゅゅん りんりんりんとうたいながらソリで遊びます。

 

 

350_4-591-00529-1おにたのぼうし

『おにたのぼうし』
作/あまんきみこ 絵/岩崎ちひろ ポプラ社
おにたは心のやさしい鬼の子。節分の夜、お母さんが病気で寝ていて、貧しく、おなかをすかせた女の子のために、暖かいごちそうを用意します。女の子は「豆まきをしたらお母さんの病気がきっとよくなる」とおにたに言うのです。そこでおにたは……。切ないお話ですが、出会わせてあげたい本です。

 

 

 

2016/01/31

作成者 ちえ