公開日:2021/07/06
作成者:おでん
はじめに
「1歳7か月健診にパパが行ってきました!」
そう聞いてみなさんはどんな印象を持たれますか?
家庭の状況によって、子育ての分担は様々だと思いますが、子どもの健診というとまだまだママが参加される方が多いように思います。我が家では、現在私が妊娠中ということもあり、今回はパパが息子を健診に連れていってくれましたが、参加する前はパパ自身も不安があったようです。
そこで今回の記事では、”健診に行ってみたいけど不安というパパ”や”パパに健診に行ってほしいけど大丈夫かなというママ”に向けて体験談を書いていきたいと思います!(当日の流れの部分は健診の臨場感?を出すためにパパ自身に記事を書いてもらいました!)
また、コロナ禍での集団健診ということで、感染症対策に不安がある方にも参考になれば嬉しいです。(※2021年2月時点での情報です。現在の状況とは異なる可能性があります。)
そもそも1歳7か月健診って?
草加市では4か月健診、10か月健診は指定された医療機関で個別に行いますが、1歳7か月健診、3歳3か月健診は保健センターで集団で行われます。健診の実施される前月末に問診票などとともに通知が送られてきますが、日程など詳しくは下記のリンクをご確認ください。
http://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1506/020/010/040/02.html
乳幼児健康診査
当日の流れ
入場
・会場が家の近所だったので(というより車も自転車も持っていないので)、息子を抱っこ紐で抱えて、徒歩で向かいました。
- ・1歳7か月の子どもたちが一同に会するビッグイベントなので、「会場は一体どんなお祭り騒ぎだろうか」と大きく深呼吸をしてから息子と入場いたしましたが、あまりの静けさに拍子抜け。2階がメイン会場となっており、入り口のある1階は検温・消毒、案内を行うのみとなっておりました。
- ・おかげさまでスムーズな入場。1階の隅にはベビーカー置き場も設けられていました(ベビーカーで来ればよかった。1歳7か月の重さは腰にくる)。番号札を渡され、呼ばれるまでは1階で待機とのことで、荷物整理。
- 待機
- ・すぐに呼ばれて、いざ2階へ。階段を上りきるやいなや書類を受け取りに係の方が駆け寄ってくださりました。(親初心者の私としてはたった腕2本では子どもの対応で精一杯なので、些細なことでもサポートいただけるのはありがたい。)
- ・書類を渡して、しばらく待機。待ちスペースは混雑していて、ソファは埋まっていたので、息子と壁に貼ってあるポスターを眺めて過ごしました。退屈しないよう、妻から支給されたおもちゃをバッグに忍ばせていましたが、待ち時間は細切れで、健診を通じてお披露目することはありませんでした。
- 問診
- ・名前を呼ばれて大部屋に案内されると、さながら集団面接会場のように待機用の椅子が部屋の中央に等間隔に置かれており、また部屋の壁に沿って机を挟む形で保健師の方と親子が3者面談を行っていました。
- ・すぐに順番が回ってきて席に案内されると、机には絵が8つほど(電車、りんご、くつ、うさぎ等)書かれたラミネート紙が用意されていました。息子は席に着くやいなや「でんしゃっ!りんご!あかい!」と聞かれてもいないのに大きな声で指差し確認を実施(パパとしては誇らしい気持ち半分、あまりの息子の前のめり姿勢に若干の気まずさ半分)。
- ・保健師さんとは問診票を順に読み合わせる形で一つ一つ確認していきましたが、特段気になることも書いていなかったためか、流れるようにあっという間に終了(妻と一緒に問診票を記入しながら「パパじゃ話にならん!とか言われないように」と、面接練習をした時間はなんだったのか)。
- 身体測定
- ・問診を終えた後は別部屋で身体測定でした。床がマットになっている部屋でみんな靴・服を脱いで、体重・身長の測定です。
- ・体重計に立たせた後は、その流れで身長測定へ。身長は寝かせて測るタイプのため、息子はまぁ泣いていました(みんな嫌がるor泣いてしまうせいか、その分保健師さんは3人がかりの万全体制で、瞬時に測っていました。あまりの手際の良さに親の足手まとい感が悔しい)。
- 歯科・内科検診
- ・グスングスンと半泣きしている息子をなだめながら無我夢中で着替えさせて、いざ次の部屋へ(息子の号泣を耳元で聞いていたため、案内の声が全く聞こえていなかったのですが、どうやら内科検診でも服を脱がせるため、身体測定後は服を着せずにそのまま移動するのが正解だったみたいです)。
- ※そのまま子どもをバスタオルで包んで移動されている方が多かったですが、寒い季節にはさっと羽織ることができる上着があると便利そうでした。
- ・歯科検診は抱っこした我が子を仰向けにさせる形で口の中を覗き込まれていました(一瞬)。
- ・内科検診はおなかと背中を聴診器で当てられて、ぷにぷに触られていました(一瞬)。
- ・実際に検診をされている時間は一瞬なのですが、身体測定で一度泣いてからは息子の涙も臨戦態勢となっていたようで、都度号泣していました。(少しでもリラックスできるようにとずっと声をかけていたのですが、泣き叫ぶ息子の大声に呼応してこちらも大声になっていき、息子と二人で「おわったねぇ!やったぁー!」と大声で抱き合っていたら笑われました)。
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結果発表 - ・内科検診が終わると、廊下に行列。順に結果を受け取って終了です。
- ・一人一人、改めて問診票や母子手帳に記入してもらった箇所を確認するのですが、そこで気になることや悩んでいることも相談できるようです(1歳7か月健診は子どものためだけでなく、親のためにあるものでもあるなと感じました)。
- 母子手帳を受け取ってすぐ帰る人もいれば、その後開かれていた講習に参加する人、別部屋へ場所を移して相談しにいく人、その人の興味関心に合わせて柔軟な対応をしているようでした。
- 帰宅
- ・親子共々一仕事終えた充実感と共に帰宅です。お疲れさまでした。
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パパの感想
・妻と問診票を通して、育児の悩みや気になっていることを共有できた点がとてもいい機会であったなと感じました。本音では妻のことを想っていながらも、普段子育てに関与できていない自分の姿がさらけ出されるようでなかなか聞きづらかった「今悩んでいることって何?」というストレートな質問を、こんなにもスムーズな形で引き出してくれる機会にありがたさを感じました。
- ・また健診当日は、パパが連れてきていたり、ばぁばが大活躍していたり、ママも苦戦していたりとそれぞれの家庭の子育ての様子や悩みを垣間見ることができて良かったなと感じました。成長も悩みも接し方も表情も全く違う”子育て”があることに(至極当たり前なことではありますすが)気づかされました。
おわりに
当日の流れの中でも触れましたが、事前準備として当日提出する問診票を一緒に記入し、面接練習?を行いました。我が家ではコロナ禍のパパの在宅勤務で、子育ての苦楽を今まで以上に共有できるようになった気がしていましたが、一緒に確認することで改めて息子の状態や子育ての悩みを共有するいい機会になりました。(お互い言葉にして伝えないと伝わっていないことも多かったです。)この記事が行ってみようかなと思っているパパたちの背中を押せると嬉しいです。
2021/07
作成者:おでん