公開日:2021/08/23
作成者：福まる
娘の将来なりたい夢は長らく「アイスクリーム屋さん」でした。
私は飲食業に携わってきたため、アイスなどスイーツに関しては詳しいのです。いろんなメニューを娘と考えるのも楽しく、実際にパフェ作りなどを家で楽しんでいました。
しかし小学4年生になったある日、学校のプリントに記入された夢は「ファッションデザイナー」。
それは私にとっては全く未知の世界。どうやってなるのかも、そもそもデザイナーの仕事ってどんな仕事？ってところから全くわかりませんでした。
私は夢を叶えられなかった人生だから娘には夢を叶えてもらいたい、そんな気持ちが常にあったので力になってあげたくてあることを思いつきました。
「そうだ！あっちゃんに頼もう」
あっちゃんとは、わたしたちの3万円ビジネスで知り合ったファッションデザイナー教室を開催している友人。
(2021年9月からまた始まりますよ。リンク参照)
前置きが長くなってしまいましたが、これが今回ファッションデザイナー講座を開催してもらうことになった経緯です。
ぜひ娘にファッションデザイナーという職業の具体的な仕事を知ってもらって、夢に向かって前進してもらいたい！そう思ってお願いしたのです。
いざ！ファッションデザイナー講座へ！
まずは自己紹介から
参加者は小学生女子6名。一年生1名、二年生1名、四年生4名と娘と同じ四年生が4名も！
将来の夢が身近なものになってくるのが、四年生くらいなのかもしれませんね。
草加市以外からも春日部市、川口市、越谷市と幅広く集まりました。
参加したきっかけをあっちゃん先生が質問すると「将来ファッションデザイナーになりたい」「洋服を売りたい」「洋服を作りたい」など具体的に思っている子が多くて感心しました。
場所は草加市のシェアアトリエつなぐばの2階。コロナ禍のため、参加者はマスクを着用し感染対策を十分意識した上での開催でした。用意されたお部屋は木のぬくもりが優しく、落ち着いた空間で子どもたちも私たちもリラックスして参加することができましたよ。
講座スタート！
講座は二部制になっていて、一部はあっちゃん先生からのおはなし。
左写真のレジュメに沿って、おはなしを聞きました。
このおはなしの中で娘が大発見したことは「デザイナーのお仕事はファッションだけでなく、グラフィックデザイナーやプロダクトデザイナー、ゲームデザイナーなどたくさん種類があること」です。
創造することが好きな子なので、洋服だけでなくいろんなデザインに興味を持ったのだと思います。
他にも「洋服に関わるお仕事はデザイナーだけでなく、生地を作るお仕事やパタンナー、ミシンオペレーター、ショップスタッフなどのお仕事がある」ということを知ることができて喜んでいました。
あっちゃん先生、デザインとは何かを紙にプリントした様々なフォントで説明していきます。
フォントによっていろんな感じ方がありますよね。
子どもたちも口々にどんな印象か答えていました。
次にいろんな布の種類を触って確かめていきます。
ちゃんと譲り合って触っていましたよ。
普段布を意識して触ることがないので、とても不思議そうに触っていたのが印象的です。
初めて見る型紙。
こんな大きいんですね。私も初めて見ました。
この図をもとに布を裁断し、縫い合わせていく。きっとみんなの頭の中にも完成図が浮かんでいたかな♬
あっちゃん先生が一番伝えたかったこと。
それは「好きなことを仕事にできる喜び」、服が好き、デザインが好き、オシャレが好き、いろんな好きがあるけれど、それを仕事に活かせるって本当に素敵なことですよね！
休憩後、次はいよいよデザイン画！
あっちゃん先生からこのようなセットが配られました。人の絵があらかじめプリントされている紙を下にして、上に白紙の紙を載せます。
体のかたちに合わせて服をデザインしていきます。
「頭の中にあるデザインを目に見えるものにしていく作業はとても大事です」とあっちゃん先生。
うん、まさにそうですよね。頭の中で描いたものをそのまま描き起こせたら素敵♪
まずはあっちゃん先生のお手本を見ます。子どもたちの目がキラキラしだした～！！
さすがあっちゃん先生！サラサラっと素敵に仕上げていきます。
次は席に戻って子どもたちが描いていきますよ～。
みんなお絵描き好きということもあって真剣！おしゃべりもせず、黙々と描いています。
好きなデザインでいいという指示でしたが、あっちゃん先生のまねっこをする子もいました。でも1枚目が終わって2枚目を描くころにはちゃんとオリジナリティあふれるデザインをしていましたね。
完成したデザインに色鉛筆やコピックペンを使って色を塗っていきますよ～。
とっても細かいデザインに感心しました！
まだ一年生だというのに、ここまでのデザインをオリジナルで考えられるってすごい♪
服の生地えらび♪
たくさんの生地サンプルの中からデザインした服に使いたい生地を選びます♪
肌触りや生地の厚みなどを見て触って確かめますよ。
選んだ生地を四角く切って、デザイン画の横に貼ります。
うん、本物っぽい！！子どもたちもとっても満足気です♪素敵なデザイン画が出来上がりました！！
ファッションデザイナー講座を終えてみて
わが子の感想
肝心のわが子の感想は、友達とともに口をそろえて「楽しかった！！」でした。
特にデザイン画を描くのは夢中になれて楽しかったそう。
ファッションデザインだけではなく、服を作り上げるための様々な工程にも興味を持ったようでした。生地作りやミシンオペレーター、パタンナー、ショップ店員など。
その話を聞いてショップ店員の職業体験もできたらいいなと思いました。服の良さがわからなければ人にすすめられないですよね。
漠然としていた将来の夢がちょっと現実的になって、夢が広がったようでした♪
福まるの感想
娘の将来のためにとあっちゃんにお願いして開催してもらった今回の講座。通常の3day講座ではなく低学年向けに1day講座にしてくれました。
一番楽しんでいたのは間違いなく親の私です。
ファッション業界のこと、流行について、生地の種類などなど、どれも私が日ごろから興味を持っていることでした。
勝手に参加して質問までさせてもらって何とも贅沢な講座でしたよ。
ファッション系の専門学校や大学は特別な勉強をせず、通常通りの受験をして入学するということを知ったのも衝撃でした。
入ってからその世界を初めて知る子どもたち。事前にいろいろな情報収集は必要だなって感じました。
あっちゃん先生ってこんな人☆
あっちゃん先生は小学生のとき教師になりたかったそう。
家でお裁縫上手のお母さんがお洋服を作ってくれるのを見て育つことで、だんだん裁縫やデザインに興味を持ち始めたそうです。
服飾デザイン系の大学で学び、メンズブランドに就職し8年間商品企画を担当、洋服が0から商品化されるまでのプロセスに関わったとのこと。
今はオーダーメードの洋服を作るブランドを立ち上げ、子どもたちに教えるお仕事もしていて、教師の夢とデザイナーの2つの夢を叶えています。好きなことに邁進するあっちゃん先生はカッコいいなって思いました。
今後もどんどんアップデートしていくあっちゃんのデザイナー講座、乞うご期待ですよ♪
・3ビズ紹介ページ：http://sanbiz.jp/shops/shigoto.designer/
・Facebookページ： しごと体験！ファッションデザイナー教室 | Facebook
・お申込みメールアドレス：shigoto.designer@gmail.com
・あっちゃんのブランド(aterier147)：https://www.instagram.com/aterier147/?utm_medium=copy_link
取材日/2021/8/9
取材者・作成者/福まる
