公開日:2015/04/27
作成者:はな
あたたかな春風に誘われて、子どもたちと市内をサイクリングしてみました。小5の息子には一眼レフ、小2の娘には携帯のカメラを持たせ、草加の名所や景観スポットをまわってみることに♪
国の名勝 「草加松原」をじっくり散策
綾瀬川沿いを美しい松並木が広がり、国の名勝指定され、市内を代表する景観スポットでもある「草加松原」。その南部に位置する「札場河岸公園(ふだばかしこうえん)」から写真を撮りながらサイクリングを楽しみました。
「札場河岸公園」は舟運の河岸場が復元され、埼玉県の有形文化財に指定されている甚左衛門堰や松尾芭蕉像などがあり、草加の歴史に触れられる名所のひとつです。草加市の「景観スポット」として紹介されているだけあって、本格的なカメラを片手に訪れている人の多いこと。
ここは、桜やツツジなど花々が咲き乱れる草加のフラワーポイントでもあるので、石碑や建造物と合わせて、様々なカメラワークが楽しめます。また、野鳥の姿も見られ、鳥や虫などの生き物に目をとめながら散歩するのもいいですね。
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「松並木」で松を じっくり観察!
「景観スポット」としては、「松原遊歩道」とともに「松のこも巻き」も冬の風物詩として有名です。害虫を駆除するために松の幹にわらで編んだむしろ、「こも」を巻く行事です。
でも、冬まで待たずとも春の時期から松の木の雄花や雌花の様子を観察して、松ぼっくりができるまでを写真におさめていくのも面白そう。もちろん、松の木は純粋に写真の被写体としてもうってつけです。引いて撮った景色の写真は趣があり、松の枝にぐいーっと寄ると味のある写真に。
綾瀬川左岸広場に立ち寄ると、桜はすでに終わっていましたが、柴桜が鮮やかに咲いていました。ここもおすすめの撮影スポットです。
大きな鯉のぼりに会える 「中根ふれあい広場」へ
綾瀬左岸広場から5分ほど自転車を走らせて、中根町にある「ふれあい広場」へ向かいました。この時期、5月の子どもの日まで、大空を堂々と泳ぐ大きな鯉のぼりに会えます。ここも密かな撮影スポットのようで、この日も私たち親子の他に、一眼レフを持った方がぽつりぽつりと訪れては、撮影をしていました。
また、「ふれあい広場」の側には谷古田用水が流れ、そこでザリガニ釣りを楽しむ子どもたちの姿が! 谷古田用水にはコイやフナの他に、昨年はモクズガニやカワエビ、ハゼの姿が確認できたようです。カメラを片手に身近にいる生物を探してみるのもいいですね。
中根町では、7月に谷古田用水沿いや「ふれあい広場」で、「七夕まつり」が行われるとのこと。春の「さくら祭り」や冬のイルミネーションも人気ですが、他にも様々なイベントが開催されるので注目してください。
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◆子どもたちは撮影に夢中に◆
「写真は被写体に寄ったり、離れたり、角度を変えて撮るといいよ」とだけ伝え、自由に写真を撮らせてみると……。子どもたちはアングルを変えることで、見え方に変化があることに面白さを感じたようです。
また、餌を運ぶアリを見つけて、必死にカメラでとらえようとする姿も。普段見慣れている景色や雑草、昆虫までもが、カメラを通してみることで、新鮮に映ったようです。今回は、カメラを通じてたくさんの自然に触れることができました。
花や木々、雑草などの写真をたくさん撮って、家に帰ってから図鑑で名前や生態を調べてみるのもいいですね。
草加にはまだまだたくさんの撮影ポイントがありそうです。たまには、少し足を延ばして地元のいいところを探しに出かけてみてはいかがですか。
**関連サイト**
草加にすむ生きもの 市内で生息する植物や生きものを紹介しています。
◆◆今回のサイクリングコース◆◆
松原遊歩道の南部、一番端にある札場河岸公園から松並木を通り、松原団地駅方面へ。
駅入口交差点を右へ進み、中根ふれあい広場へ向かいました。
取材日:2015年4月18日
作成者:はな