公開日:2015/12/01
作成者:nina
松原団地駅西部の4号バイパスを越えた草加市北谷にあるみのべ幼稚園はきりんのキャラクターが目印です。子どもたちが伸びやかに育ってほしいと願いが込められています。園バスや遊具、身の回りのものに描かれていて子ども達も大好きとのこと。
みのべ幼稚園では年間を通して、はだか・薄着を推奨しています。1年中半袖の子も少なくないとか。暑い寒いを肌で感じて自律神経の調整を高め、毎朝の着替えの習慣の着脱で脱いだ服をたたむことも身につきます。ぼっくるん隊が幼稚園に伺うと朝からはだかで走り回る子ども達の元気な声が聞こえてきました。そして室内の上履きは裸足で草履。鼻緒をはさむことにより、足の筋肉が増進され土踏まず形成を促進します。一つ一つこだわりを持った幼稚園です。他にもどのような活動をしているのか紹介したいと思います。
うちの幼稚園、ここが一番!!
在園児のママたちに、幼稚園選びの決め手やどんなところに魅力を感じているか聞いてみました!
◆保育園や他の幼稚園ではなくみのべ幼稚園決めた理由は?
・自転車(徒歩)通園が希望でしたので近さを第一に考えました。様々なカリキュラムがあるみのべ幼稚園は、自宅だけでは学べない沢山のことが経験出来るのではと思い選びました。(よしゃこいママ)
・園長先生の幼児教育の考え方に共感し、息子がSLにくいついたから。(ぱにゃとママ)
・主人がみのべを卒園しているので始めから決めていた。未就園児教室のキリンクラブもすごく良く、小学部のジュニアスクールにも興味があった為。知育・情操・体育の三位一体の総合教育を基本とし、やる気と根気のある子に育てることを目標にほめて育てる保育に取り組んでくれている。(きりんママ)
・預かり保育が充実している。(すずらんママ)
◆入園してよかったこと、みのべ幼稚園の魅力など
・はだかでの体育ローテーションや運動を毎日しているので、体力がつき、丈夫になった。(みのべママ)
・はだかでの活動で肌が強くなりアトピーが治った。(YYママ)
・先生たちの指導が熱心で、子どもが日々成長したと感じられる。(よしゃこいママ)
・子どもが元気に挨拶してくれる。(すずらんママ)
・ひとつひとつの行事が充実している。(みのべママ)
*朝のローテーションとは:毎朝の日課で上半身はだかのまま、音楽にあわせて飛んだり跳ねたり走ったり、跳び箱、鉄棒、マット運動、なわとび、ウンテイ等、楽しく体を動かしています。体育ローテーションをはじめると交感神経が優位になります。その後の日課で副交感神経活動を高めていくなどメリハリある神経活動となります。ただし年齢にあった活動をするので学年で内容が異なります。終了すると子ども達が協力して道具を片付けます。
・沢山の行事に子ども達は頑張って取り組み楽しんでいる。(よしゃこいママ)
・はだか、薄着、裸足、室内草履のおかげで体が丈夫になった。(みのべママ)
・ピザ窯があり、食育にも力を入れて頂けていて、先生たちは明るく元気で小学生になっても困らないように指導してくれる。(きりんママ)
充実した設備とカリキュラム!
プール・体育・英語・音楽・学習を楽しく毎日積み重ねて行います。
園の屋内に温水プールがあり、年間を通して週1回専任講師のプール指導があります。年少のはじめは腕にヘルパーをつけて入りますが、後半には外します。年長になるとビート板でバタ足の練習をして、徐々にビート板もなくし、一人でバタ足が出来るようになるまで指導します。ただしオムツではプールに入れないので年少入園時までに外す必要があります。
みのべ幼稚園は総合幼児教育研究会の要素を取り入れています。毎日の日課では「腰骨を立てます」の言葉に合わせて立腰の姿勢をとります。姿勢が良くなり、内臓の働きを促すことで健康に、我慢強さと持続力もついてきます。椅子は年長さんになると背もたれがなくなります。そして入園した時から、下駄箱の名前も出席カードも漢字です。年長さんの出席は、先生が漢字の名前カードをシャッフルし、自分の名前が出たらハイと手をあげ名前を言います。出席が取り終わると、かんぷまさつを行います。肌に刺激を与え、集中力が増した後からカードあそび、詩・俳句などの暗唱、発声・うた、リズムパターン、バラエティに富む活動が、心地よいリズムとテンポで繰り返されます。言葉のリズムを楽しみ、言葉や文字の感覚、発声の仕方などが自然に身についていきます。漢字や漢字仮名交じりの文に親しむことにより、自然と語彙が増え言葉が豊かになります。
小さな頃から母国語と同じように自然に身につき、国際感覚あふれる子に育って欲しいとの願いで英語は外国人講師から週1回の指導が行われています。挨拶から始まり、カードを使っての単語や数字、ジェスチャー、歌、お話をリズムよく展開します。みんな授業が楽しみで先生が大好きです。
情操教育の一貫として、開園以来音楽教育を取り入れています。先生のピアノにあわせて口をしっかり開け、「ドドド~」「レレレ~」と音程を取ることや腹式呼吸での発声練習、和音、聴音、鍵盤ハーモニカなどのレッスンに毎日触れています。伺った日も年長さんの教室から先生のピアノにあわせて鍵盤ハーモニカによる「運命」の演奏が聞こえてきました。それと合わせて音楽指導が週に1回あり、月に1回専門講師が指導し、2月には音楽発表会で披露します。年長のマーチングも日々の練習と専門講師が指導を月1回行い、翌年マーチングを行う年中組へは3学期にバチ指導も行います。マーチングは運動会とふささら祭りで成果を発表します。ふささら祭りでは年長の有志を集め、みのべよさこいも披露します。
園内には子ども達に大人気なSLを設置
1989年(平成元年)にSLは設置されました。先代(現園長の父)は幼稚園に芝生を植え、そこにSLを走らせるのが夢だったそうです。設置の際SLを走らせるための場所を確保するにも苦労があったらしく、建物のコーナーにぶつからないように設置を考え、段差を作らないように計算してコースを建築。設置した後は嬉しくて先代は毎日SLを磨いていたとか。芝もはじめは本物の芝を植えたところ、1年でだめになってしまったエピソードもあったようです。2007年(平成19年)に人工芝を設置。芝について先代は見る事が出来なかったようですが、きっと上から見てくれているでしょうと園長談。今年は夏休み中に園庭とブランコの改修工事が行われ子ども達は大喜びです。
「いただきます」を大切に、感謝の気持ちを学びます。
仏教保育のもとに食事の前は『天地(あめつち)の恵みと多くの人々の働きに感謝して命の元を謹んでいただきます。』と唱えます。『いただきます』を言わない小学校もあるというこのご時世、食事は私たちの命に変わる、体の資本となる大きな価値や意味があることを知り、しっかりと感じて、命を作って下さった方々に感謝して食べ物を大事に出来る子になってほしいという思いが込められています。毎日幼稚園では感謝の気持ちを学びます。
シングルエイジ期の一貫した子育て支援
「つ」のつく1歳~9歳までの時期をシングルエイジといいます。脳がやわらかく、人としての基礎基本を身につける大事なこの時期を、親と共に歩んでいきたいと、1歳から9歳までの一貫した子育て支援に取り組んでいます。1歳~2歳の未就園児教室、2歳~の幼稚園生活、3歳~6歳の3年保育を卒業して小学校1年~3年のジュニアスクール迄。1歳からの成長を見届けている園長先生は9歳で卒業する子ども達を見送るのは我が子の旅立ちのようで寂しいとか。
毎月園だよりが配られ、園長先生のコラムから始まりその月の予定詳細、持ち物、服装、年長さんの俳句発表、学年別の便りが書かれています。
係・役員活動について
◆係や役員の活動について
子ども1人に対して保護者は1つ係を担当します。兄弟姉妹で2人又は双子の場合は2つの係又は役員を担当するか選びます。役員はクラス役員、役員本部三役等。係は、バザー・夕涼み・芋ほり・運動会・マラソン大会・お遊戯会・音楽発表会・スマイル(絵本の読み聞かせ)・手作り(お遊戯会の衣装やバザーの商品を作成)等。
◆係や役員活動で良かったこと
・様々な行事の準備から当日の進行まで関わらせて頂いているのでとても充実しています。子ども達の喜んでいる姿、頑張っている姿を間近で見ることができ、先生方とも密に活動でき、喜びを分かち合う事ができました。(みのべママ)
・ママ友が出来た。7年経っても連絡を取りなんでも話せるママ友が数人いる。本部役員はやはりとても忙しいがとてもかわいい時期の今、一番携われているのでやりがいを感じています。こんなに関われる役員をやるチャンスがあるならやらないと勿体ないと感じます。(きりんママ)
・本部三役メンバーが全員いい人で面白い。(ぱにゃとママ)
園での生活を紹介!
どんな制服を着るの? どんなバスに乘れるの?……。気になる入園後の様子を紹介。
★制服や体操着
鳥居ユキさんデザインの制服(園名が入っていないため外出着としても使用可能)。ブレザー、ベスト、ブラウス(長・半)、スカート、ズボン、靴下(長・短)、帽子(夏・冬)、体操着上(長・半)、体操着下短パンツ、天候体調に合わせて毎日着用。スモック、水着も指定。
★バッグ等
バッグ、草履、草履入れ、靴下は指定。
★バス
運行範囲: 6台のバスが朝9:30までに到着できる範囲
キキララ号、バツマル号、ケロッピ号、プリン号、キティ号、ウサハナ号
園バス運行アプリ『知らせてビューア』導入。バスの運行運行状況が見えるGPS位置情報システム導入により、アプリを入れて頂くと手元でどこを走っているかわかるシステムです。
★入園テストはありますか?: あり
面接とカードがある。
★専任講師による教科は?:あり
英語(外国人講師)、体育(ナカムラ式)、プール(屋内に温水プール有)、リトミック、マーチング、音楽
★課外教室
サッカークラブ、体操クラブ、ヤマハピアノ、エレクトーン教室、スイミングクラブ、とんかち造形舎、バレエ、バトン、エンピツらんど(書写)、英会話スクール(外国人講師)
保護者向けの課外教室もあります。
テニス、習字、ぺん習字、英会話スクール、バレエ
★図書館はありますか?:あり
廊下のコーナー
★絵本を使ったカリキュラムはありますか?:あり
日常は担任からの読み聞かせ。月に一回スマイル(保護者が読み聞かせをします。)
★トイレのスタイルは?
洋式。年少、年中は教室からトイレに入れます。
★給食について
週に3回、週5も可能。アレルギー対応食有り。
★延長・早朝保育は?:あり
8:00~18:00(夏お盆1週間、冬年末年始1週間休み、それ以外毎日)
平日700円 春・夏・冬休み 1,000円
★遠足はどこへ行くの?
東武動物公園、わんぱく公園、アンデルセン公園、千葉動物公園、東松山動物園、自然博物館、さいたま鉄道博物館等
★お泊り保育は?:あり
年長のみ、秩父。facebookにて様子を知ることが出来ます。
★運動会はどこで開催?
今年は松原小学校。学年関係なく各競技クラスごとに加点され、1位~3位まで表彰される。親のリレー・綱引きも加点対象になり、年少でも学年を越えて園で1位になる可能性も有り。子も親もみんな1等賞を目指して真剣です。
★主な進学先の小学校は?
清門、小山、松原、新田、新栄、安行(川口市)、安行東(川口市)、栄、花栗南、開智(さいたま市岩槻区)等
★障がい児の対応について
条件による。バリアフリー対応あり。
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この情報は取材日時点のもので、設備や制度などは変更になる可能性があります。特に、入園を検討されている方は最新の情報を必ずご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
尚、記事中の写真は、取材日以外に撮影させていただいたものや幼稚園にご協力いただいた画像を加工して使用しているものもあります。
取材にご協力いただきました園長先生はじめみのべ幼稚園関係者の皆様、アンケートにお答えいただいた保護者の皆様、どうもありがとうございました。
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取材日2015年9月15日
取材者 nina
作成者 nina