はじめて絵本

はじめて絵本

公開日:2017/02/18

作成者:ちえ

赤ちゃんと絵本を楽しみましょう

0歳の赤ちゃんも絵本を喜ぶことが知られて、赤ちゃんに絵本を贈る運動がイギリスで始まり、日本にも広まりました。それに連れて赤ちゃん絵本も数多く出版されるようになりました。
生後4ヵ月頃にはもう赤ちゃんは絵本を見ます。絵本のひろばなどで読みきかせをすると、じっと絵を見つめる赤ちゃんの真剣な表情に出会います。キャッキャッと喜びの声を上げたり、ぱちぱちと手をたたいてよろこぶ子どももいます。
今回はパパやママが赤ちゃんと一緒に読んで楽しめる絵本を選んでみました。絵本は言葉の力を育ててくれます。言葉はコミュニケーションの力や思考力、自己調整力を育ててくれます。本を真ん中に赤ちゃんといっぱい会話してください。

 

ぞうさん
まどみちお・詩 にしまきかやこ・絵 こぐま社

「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ」
だれもが歌ったことのある ぞうさんの歌。にしまきかやこさんの絵が温かく親しみを感じます。歌ってあげたリ、おはなししたり、あかちゃんとお母さんの優しい時間が作れるでしょう。

 

 

 

ととけっこう よがあけた
350_ehon8159tととけっこうこばやしえみこ・案 ましませつこ・絵 こぐま社

「ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな」とうたいながら、にわとりのお母さんが、ひよこ、こねこ、こぶた、こうしと動物の赤ちゃんたちを起こして歩きます。ベットでねている坊やも起こして、「おひさま おはよう」お花の咲いている原っぱで、みんなで踊りながら呼びかけます。
くり返しのリズムが心地よい絵本です。生活の中で赤ちゃんの目覚めの時に歌ってあげたいわらべうたです。巻末に楽譜もついています。「○○ちゃん、おきてきな」と歌ってあげると赤ちゃんが喜びます。

 

こんにちは
350_4-8340-0783-9kこんにちは。わたなべしげお・文 おおともやすお・絵 福音館書店

くまくんが、お花やすずめ、ねこたちと出会うたびに「こんにちは」とあいさつして歩きます。
「こんにちは」のくり返しに答えて、まだお話のできない赤ちゃんもこっくりと頭を下げたりします。この絵本で、「こんにちは」のあいさつをおぼえた赤ちゃんもいるようです。くまくんの仕草もかわいらしく、ほのぼのとした明るい絵本です。

 

 

 

 

がたんごとんがたんごとん
350_Ehon_279がたんごとんがたんごとん安西水丸・作 福音館書店

「がたんごとん がたんごとん」とリズム感よく汽車がやってきます。「のせてくださーい」と、ミルクの入った哺乳瓶がまっています。汽車は哺乳瓶を乗せて走ります。
「がたんごとん がたんごとん」おつぎはリンゴとバナナ。カップとスプーンも乗せて女の子の待っているテーブルの上まで運びます。途中で乗ったネコとネズミもおりて、これから楽しい食事が始まります。絵本を見ながら、お母さんの赤ちゃんへの言葉かけも弾んできそうな絵本です。

 

 

くっついた
350_Ehon_8160くっついた三浦太郎・作 こぐま社

表紙ではお母さんと赤ちゃんが仲よくほっぺをくっつけています。ページをめくると、「くっついた」の言葉とともにくっついているのは金魚たち。ページをめくる度にいろんなもの同士がくっついて、最後に赤ちゃんを真ん中にお父さんもくっついて、とっても幸せそう。絵本を読みながら、思わず赤ちゃんとほっぺをくっつけるお母さんが想像されます。そこへお父さんもくっついて……。幸せな絵本です。

 

 

じゃあじゃあびりびり
350_Ehon_574ジャアジャアびりびりまついのりこ・作 偕成社・赤ちゃんの本

赤ちゃんに親しみのあるじどうしゃ、イヌ、ネコなど身近なものが「ぶーぶーぶーぶー」「わんわん わんわん」「にゃんにゃん にゃんにゃん」などの言葉とともにページをめくるとつぎつぎと出てくる。どこから読んでも良い、赤ちゃんのための絵本です。シンプルな絵とハッキリとした色使いの絵本。赤ちゃんが扱いやすいように角を丸めた厚紙で作ってあるので、一人で持たせても安心です。

 

 
くだもの
th[4]平山和子・作 福音館書店

りんご、すいか、ブドウなど、おいしそうなくだものが沢山出てきます。水彩で描かれたくだものは艶々として本物のようです。切ったり皮をむいたり、フォークやスプーンを添えて「さあどうぞ」と差し出されます。赤ちゃんはお口を開けてもぐもぐしたり、手を伸ばして受け取ろうとします。ちょっと大きくなると、お人形に絵本を読んであげて、ごっこ遊びのように食べさせてあげたりします。

 

 
あっぷっぷ
350_ehon4489アップっぷ中川ひろたか・作 村上康成・絵 ひかりのくに

「あっぷっぷ」のくり返しのリズムに大喜び。何度か読んであげていると、赤ちゃんも「ぷっぷっ」とまねっこして言ったり、親子で楽しめる本です。
にらめっこも是非生活のなかに取り入れてあそんでください。「にらめっこしましょ あっぷっぷ」赤ちゃんはこんな遊びが大好きです。

 

 

 
ごろんごゆきだるま
imagesごろんごゆきだるまたむらしげる・作 福音館書店

雪が、ふんわりふんわり降ってきました。まあるいゆきの玉が、ごろんご ごろんご転がって、雪だるまになりました。犬がやって来ました。「あそびたいな」雪だるまに手足がにょきにょき生えて、犬とかけっこをして遊びます。冬のこの時期に読んであげたい一冊です。

 

 

 

 

もうわらった
350_ehon1もうわらったやすおかかよこ+うしろよしあき・作 かさいまり・絵 教育画劇

「うえーん うえーん うえーん」 くまちゃんが大粒の涙を流して泣いています。「くまちゃん くまちゃん どうしたの」「よし よし よし」 ♪いま ないた くまちゃん……ページを開くと、「もう わらった」 あ~はっはっはっは。「今泣いたカラスがもう笑った」というわらべ歌をちいさい赤ちゃん向けにアレンジして、いろんな動物を登場させています。本のサイズは小さめ、本文の紙が丸くカットされているのも、ちいさい赤ちゃんを意識した作りになっています。

 

 

いないいないばあ
いないいないばあ松谷みよ子・文 瀬川康夫・絵  童心社

1967年に発売されてから今日まで、長く読み継がれている赤ちゃん絵本です。いないいない ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない……ばあ。最後はのんちゃんが両手でお顔をかくして「いないいないばあ」
読んでもらっている赤ちゃんもまねっこして「いないいないばあ」。赤ちゃんとお母さんのふれあい伝承あそびを取り入れた初めての絵本ではないかと思います。

 

 
だるまさんが
350_Ehon_17129だるまさんがかがくいひろし・作 ブロンズ新社

ぷくっとふくらんだかわいいだるまさん。なんとこのだるまさんには手も足もあるんです。表紙をめくると、だるまさんが右に揺れたり左に揺れたり、その動作の上に分かち書きで「だ る ま さ ん が」と書いてあります。読み手も子どもたちも思わず右に左に体を揺らしたくなります。ページをめくると、だるまさんがビローンと伸びたり、プシュッとひしゃげたり。面白い動きに子どもたちも一緒にまねする楽しい絵本です。同じシリーズで、「だるまさんと」「だるまさんの」があります。

 

 

おとうさんあそぼう
350_4-8340-00おとうさんあそぼうわたなべしげお・文 おおともやすお・絵 福音館書店

体を使った元気な遊びならおとうさんにお任せ。おとうさんくまの足の甲にくまくんがのって、えっちらおっちら。くまくんのうれしそうな顔。おつぎはたかいたかい。ひこーきもできます。次はちゅうがえり。あそんだ後はだっこで絵本を読んでもらって、いっしょにおひるねします。おとうさんに読んで欲しい一冊です。そして一緒にあそんでください。

 

 

 

だっだぁー
350_Ehon_37328だっだあーナムーラミチヨ 主婦の友社

「だっだぁー だらっ だらぁーー だっだぁ」「ぎーじ いーじ ぎーじ いーじ ぎりぎり ぎりぎり ぎっじー」などのふしぎな喃語の擬音語で構成された絵本です。それぞれの擬音語に合わせて粘土で作った愉快な顔が載っています。
擬音のリズムに合わせて表情たっぷりに読んで、赤ちゃんと一緒に言葉遊びを楽しんでください。

 

 

 

 

 

2017年2月19日
作成者  ちえ