公開日:2018/08/03
作成者:マツリーヌ
リレーコラム第三弾は、マツリーヌが担当する事になりました。
長女の出産を機に約7年間、家事や育児に専念し、「働く」とは無縁の生活を送ってきました。
そんな私でも、以前は子どもができても仕事はしたいという想いがありました。
今現在は2歳の次女が家におり、外に働きに行くのが難しいという状況で在宅の仕事を探していたところ、家庭内職にたどりつきました。
専業主婦に至るまでと、仕事に対しての想い
私の職歴ですが、大学を卒業してサービス業で販売員を3年半経験し、転職をするためにキャリアアップスクールにて、当時興味を持ったDTPデザイナー養成講座を短期集中で受講しました。そして翌年に都内の紙製品メーカーに再就職し、そこで事務職を数ヶ月経験した後、希望のDTP業務のできる部署に配属されました。そんなこんなで再就職先で5年間勤務し、妊娠8ヶ月になる頃に出産のために退職しました。
希望して就いた職種であるにもかかわらず退職した理由ですが、残業の多い職場で4年半夫婦共働きを経験した事や、当時産休育休を取得している社員が少なく、同じ部署の先輩も出産前に仕事を辞めていったのもあり、復帰後の事を想像できなかったのです。その他にもいろいろ事情がありましたが、何よりも長女が待望の子だったので、幼い間は育児に専念したい気持ちがありました。
それでも、今となると仕事をバリバリしながら育児もこなしているワーキングママを見ると、頑張っててかっこいいな~、素敵だな~、と思います。
そして私の両親も共働きで、母は私が生まれる前から結婚するまで小学校の教師をしていました。なので幼い頃から働く母を見ていたのもあって、今はまだ育児で忙しい時期ではありますが、いずれ落ち着いて来た時には家族や自分のために仕事をしたい、子どもに働く姿を見せたいという想いがありました。
※DTP(デスクトップパブリッシング):専用のソフトを使って印刷データーを作成すること
内職相談
草加市内のいくつかの公共施設で、内職をしたい人向けに相談に乗ってくれたり、内職先を紹介してくれるサービスがある事を、草加市の広報で知りました。
今年の春から次女が週3回の短い時間ではありますが、預かり保育を利用する事もあって、内職なら空き時間に出来ると思い、昨年の秋に相談に行きました。
【内職相談の手順】
☆必要な書類を記入し登録します。
↓
☆どんな募集があるか、荷物の受渡しは配達か引取りかなどを確認します。
↓
☆気に入った内職先があれば、その場で電話で問い合わせてもらい面接の予定を立てます。
↓
☆後日面接をして、希望の条件と合えば内職のお仕事スタートです!
※草加市の内職相談では、仕事を始めた後の苦情や相談も行っています。
内職をして感じた、メリットとデメリット
私は文具系商品の内職の荷物を週3回、車で引取りに行っています。仕事内容はいろいろですが、袋詰め作業が主で、仕事を始めて半年以上になります。
これまでやってきて私が感じたメリットとデメリットをあげてみますね。(私個人の場合で、生活環境や内職先によって異なると思いますが、参考までに書かせてもらいます。)
メリット
☆自分の都合に合わせて、好きな時間に仕事をする事ができる
→はじめは週5で試したところ、育児をしながら空き時間を毎日見つけて仕事をこなすのは、思ったより大変でしたので、週3回に変更し無理なくできる範囲での仕事量にしました。そして、子どものイベントで忙しい時期には週2回にしてもらったり、冬休みや春休みには一定期間の仕事をお休みにさせてもらいました。
何より期日までに作業時間が確保できればいいので、好きな時間に買い物に出られたり、子どもの習い事にも行けますし、学校や幼稚園からの急な呼び出しにも対応できます。
☆家事や育児の合間に、ながら作業ができる
→単純作業なので、仕事に慣れて要領がつかめてくれば好きな音楽を聞いたり、テレビを見ながら作業することもできます。もちろん子どもとの会話も楽しめます。
☆子どもが協力的になる
→ママが仕事をしているという認識がついてきて、忙しい時などにお手伝いをしてくれるようになりました。そして、主人も以前より育児に協力的になったような気がします(笑)
☆充実感がある
→荷物の受け渡しで決まった曜日や時間に出かける事で一週間のリズムができ、仕事をする時間を確保するために、その他の家事や用事をテキパキこなすようになり、あまり無駄な時間を過ごす事がなく、以前よりも充実した日々を送っています。
☆自由に使えるお金があることで、気持ちにゆとり
→自分の洋服や化粧品を買ったり、お友達とランチに行くのも気兼ねなくできます。
デメリット
☆作業時間が読めない
→次女が預かり保育には行き始めたましたが、それでも一緒に過ごす時間が長いので、子どもと一緒だとまとめて作業できる時間があまりなく、その日その日で作業効率が変わってきます。(次女の機嫌が悪い日は、なかなか時間が取れず、深夜まで作業することも…)
それと、受ける仕事の量も日によって違うので、例えば3時間で終わるものもあれば、5時間以上かかる仕事もあります。
☆時給に換算すると、パート代の半分以下
→作業効率を上げれば上げるほど、時給は高くはなりますが、それでも外に働きに行く方がよっぽど稼げます。
そして、給料は受けた仕事によって単価や量が変わるので一定ではありませんし、閑散期は仕事がない日もあります。
☆仕事の荷物が多い時は場所を取る
→商品がかさばるものだった場合、個数(仕事量)はそんなに多くはなくても、段ボール数箱になることもあるので場所を取ります。
☆常に家に仕事がある
→納期内に終わらせればいいとはいえ、家事や育児など他にもやる事が家にいるとたくさんあるので、気持ち的に仕事に追われている気分になる時もあります。
☆子どもの予定を優先してしまう
→勤務時間のしばりがないため、子どもの予定があればそちらを優先してしまい、作業時間があまり取れず、後で慌ててやることも…
まとめ
育児が落ち着いたら働きたい。しかしながら、いざ仕事をしたいと思っても、長い間何もしていなかったとあれば、急に働き始め家事や育児と両立するのは一苦労です。本当に働きたいなら今から保育園に入れてでも、仕事をすればいいと考えた時期もありました。ですが現実はそう上手くは行きませんし、子どもが手のかかるこの時期、やっぱり育児に専念しながら成長を見守りたい気持ちの方が強いのです。
内職といえば、ノルマがあって納期に追われるから大変じゃない?というイメージがある方もいると思います。しかし、自分に合う内職先を見つければ、マツリーヌのように子どもが2人いる専業主婦でも家で自分のペースでできますし、小さい子がいても要領よくやれば、無理なく仕事ができ、収入も得られます。中途半端かもしれませんが、仕事に対しては今できる事をしながら育児も楽しみたいという結論に至り、今もせっせと内職の仕事に励んでいます。
作成者:マツリーヌ