てぃ先生の講演会に行ってきました♪

てぃ先生の講演会に行ってきました♪

公開日:2019/04/24

作成者:*あき*

2018/11/23(祝・金)に草加市文化会館レセプションルームで開催された、「平成30年度 草加市男女共同参画フォーラム『子どももパパも絶対に楽しくなる子育て術』」に行ってきました!
登壇したのは、数年前にTwitterで話題を呼び、今ではお忙しい本業の傍らで精力的に書籍を出版されたり講演活動などをされている、保育士の”てぃ先生”です。
(てぃ先生についての詳細や、Twitterへのリンクなどは公式ホームページからどうぞ♪この日の様子もツイートしてくださっていました。)
今回はパパ向けに特化した内容になるということで我が家もパパを説得して一家で講演を聞いて来ましたので、講演から時間が経ってしまいましたが簡単にレポートしたいと思います♪

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子どもも大人も魅了…わかりやすいてぃ先生のお話

冒頭の自己紹介の中で、 「現代ではネガティブな話題が多い子育てを、子育て中の方にもそうでない方にも”子育ては確かに大変だけど、楽しいことも嬉しいこともいっぱいあるよ、子どもたちは純粋でキラキラしてるよ”ということを広く伝えたくてこういう活動をしている」というお話がありましたが、講演の内容も、子どもと楽しく関わる方法や子育て中に抱えがちなモヤモヤの晴らし方など、プラスの考え方や提案などに終始していました。

この日は託児の制度も用意されていましたが、親子のスペースも設けられるなど子どもの同室も可能な講演ということで小さなお子さんの姿もありました。
また、ご家族連れの方だけでなく保育士さんや子どもに関するお仕事の方も多かったようで、子どもの声があってもとがめられるようなこともなく、子連れでもとても居心地の良い和やかな雰囲気の講演会だったと思います。

IMG_9926とはいえ、講演会となると始めはどうしてもシーンと堅苦しくなりがちですよね。
そんな会場の空気をほぐすべく、講演の前に”隣の方とジャンケンをしてあいこになったら「イェーーイ!」と両手をあげて喜ぶ”というゲームからはじまり、楽しげな声がたくさん上がっていました。
その和やかな空気を保ったまま、現代の子育て環境について、その中でのパパの役割について、子どもとの接し方のポイントやママとうまく分担するコツ等々を、実際の保育の現場や保護者のお話をもとにお話くださいました。

スクリーンやホワイトボードなど何も使わず、ほとんど資料のようなものもない状態でしたが、時にはクイズ形式やディスカッション形式で会場の方たちに質問をしたり意見を求めたり、最後には会場のパパからの質問にも答えたり、飽きさせない工夫もたくさん盛り込みながら、あっという間に2時間ほどが過ぎていったのでした。

心が軽くなるメッセージ

私がお話を聞く中で、「これはみんなに聞いてもらいたい!」と思ったところを2点だけご紹介します♪

完璧な親、完璧なパパ、完璧なママを目指さなくていい

あるアンケートで、”ママのママとしての自己評価は平均で40点ほどだけど、パパからママへの評価は平均80点ほど”との結果が出ているのだそう。
これには、ママは理想とする姿からの減点方式(できなかったからマイナスしていく方法)で評価しているのに対し、パパはフラットなところからの加点方式(できたらプラスしていく方式)で評価しているという違いがあるためだとか。
ちなみに、パパの自分のパパとしての評価はやはり平均80点なのに対し、ママからパパへの評価は40点ほど、と逆転しているとか。
この数字を見ると、自他共に減点方式で評価しているママ自身が、ママの生き辛さのきっかけを作ってしまっているのかも?と思わずにはいられませんでした。
「悩んでいるママたちには、自分が思うよりもずっと、まわりの人からしっかりママとして認められているよ、と伝えたい。そして、誰もが思い描く完璧なママやパパになることは不可能だから、パパはもちろんママ自身も、マイナスではなくぜひ加点方式でママのことを褒めて欲しい。」と力強くおっしゃっていたのがとても印象的でした。

間違いを経験して成長していく…子育ても同じ

IMG_9919「ゴリラは胸を叩くときにグーではなくパーで叩いている」
「ムダ毛を剃ると毛が濃くなるというのは嘘」
「今では測定されていない座高の計測は”座高が高い→内臓が長くて大きい人は健康に違いない”という根拠のない思い込みで何十年も続いた」
…これらの例を挙げて、一部では当たり前になっていることが実際には間違いであることも多い、というお話をされていました。
現代ではインターネットの普及などで、わからないことや経験談など、ちょっと検索すればすぐにいくつもの回答が得られ、育児書や育児系雑誌なども多く、祖父母や両親や友人の話や口コミなどもある…つまり、良くも悪くもたくさんの情報が溢れている状態でもあります。
不安なことがあるとつい頼りたくなってしまうものですが、便利に使うのは良いけれど、それが本当に正しいのか、必要なのか、目の前のお子さんの様子をよく見て情報に振り回されないようにしてほしいし、間違った時に自分や相手を責めるのではなく、夫婦でたくさん話していろんな決断をしてほしいというようなことをおっしゃっていました。

子ども連れでも楽しめるよう配慮された会場

58373887_2098497550269802_8660216436104364032_o会場には親子のスペース(マットを敷いて裸足で座るエリア)を設け、家族みんなでお話が聞けるよう配慮がされていました。

我が家の1歳の息子は歩きたい盛りでマットから出て歩き回ってしまって大変でしたが、たくさん動いたおかげで早い段階で疲れて寝てくれたので、途中からは親子のスペース後方に置いたベビーカーに寝かせてゆっくり聞くことができました。

てぃ先生は「パパ向けに、と聞いていた割には男性が少なくないですか?」と冗談混じりにお話ししていましたが、それでも三連休初日の祝日の昼間に20人ほどの男性の姿があり、こういう講演会にしてはかなりパパらしき方の参加が多かったように思います。
また、イス席には大きいお子さんの姿もあり、子どもたちの泣き声や笑い声も混じって賑やかで、終始和やかな空気の中で、きっと老若男女問わず得られるものが多い講演会になったのではないかと思います。

余談ですが、講演終了後は会場の外で来場者のお見送りをしてくださり、握手や写真撮影にも気軽に応じてくださいました。
大人も子どもも最後まで嬉しい時間になりました♪

草加市男女共同参画フォーラムについて

今回の講演会は、草加市(人権共生課)とみんなのまち草の根ネットの会が共同で主催しています。
みんなのまち草の根ネットの会の会報「ネットワーク通信 第106号」内にも今回の講演会のレポートが掲載されていました。

そもそも男女共同参画ってどういうこと?と思われる方もいらっしゃると思います。(何を隠そう、私もその一人でした。)
With you さいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)のHP内の「男女共同参画とは」のページにわかりやすくまとめられていますので、そちらをご参照いただけたらと思います。

20181119_103403また、草加市内の男女共同参画の取り組みを紹介するために、講演会の一週間ほど前から当日まで文化会館のフリースペースにおいて男女共同参画に関係する市民活動団体のパネル掲示をしています。
ぼっくるん隊にもお声かけいただき、昨年に引き続き参加させていただきました。
男女共同参画の取り組みのひとつとしてぼっくるん隊の活動を取り上げていただけたことで、多くの方に男女共同参画について身近に感じていただけたらいいなぁと思います。

 

作成者:*あき*