更新日:2024/04/02
乳幼児期の食事
初めての離乳食
赤ちゃんの栄養と成長を考えて、初めての離乳食づくりに挑戦するママ。
進め方や作り方も、ママと赤ちゃんのペースを大切にしてあげましょう。
赤ちゃんとママが楽しみながら食事ができることが一番大切です。手作りのものだけにこだわる必要もありません。ベビーフードなどを応用することで時間に余裕が生まれ、赤ちゃんとのスキンシップの時間が増えるメリットもあります。
虫歯予防は乳児期から
赤ちゃんに食べさせてあげる時は、自分が使ったスプーンや箸を使わずに、赤ちゃん専用の食器、スプーンなどを使用しましょう。虫歯菌やピロリ菌は、赤ちゃんはもともと持っていません。唾液の中にある菌が食器などを介して感染します。
虫歯を防ぐことは、赤ちゃんの将来の健康のためにも大切なことです。
家族みんなで気をつけましょう。
食べさせても大丈夫
離乳食がすすむと赤ちゃんは食べられるものも増えてきます。孫の喜ぶ顔がみたくて、いろいろ食べさせてあげたくなりますが、ママ・パパにとっては心配事となってしまうこともあります。
アレルギーのこと、まだまだ食べさせたくないもの、おやつの量は控えめにしたい等、子どもの為に考えていることがあります。孫にあげる前にママ・パパに確認しましょう。
アレルギーには様々な原因と症状があります。食物アレルギーで医師の指導を受けて除去食をしている子もいます。一人ひとり反応にも違いがあるので適切な診療を受けその子に合った対応をすることが大切です。インターネットなどにもたくさんの治療法について効果があるかのように書かれています。症状を悪化させてしまった例もあります。不確かな情報にはくれぐれもご注意ください。
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子育てコンパス>乳児・離乳食
ママ・パパは一生懸命
幼児期になると動きも活発になり、自分で出来ることややりたいことも増えてきます。思うようにできずに癇癪を起したり、わがままを通そうとしたり、危ないことをすることもあります。
ママは、目が離せない我が子にイライラしたり、疲れてどなってしまうこともあります。やっと少し言葉が話せるようなっても、他の子とおもちゃの取り合いをするし、トイレトレーニングも進まない…などと焦り始めるママ・パパもいます。
そんな時は、じぃじ・ばぁばの「焦らないで大丈夫」や「いい子に育っているね」の一言が大きな支えになります。子どもの成長に合わせて見守ることの大切さを実感することができ、一生懸命な気持ちを認めてもらえたことでママ・パパの心に余裕が生まれることでしょう。
子どもの育ち・発達
人見知り、恥ずかしがり屋な子、いろんなことに興味を持つ活発な子、子どもの性格も興味もそれぞれ違います。周りの子と比べてうちの子は…という思いは、みな同じではないでしょうか。
言葉がでるのが遅い、落ち着きがないなど、発達を心配しているママ・パパもいます。発達のことで気になることがあっても、じぃじ・ばぁばに心配をかけたくなくて相談しにくいのかもしれません。「言葉が遅いんじゃない?」など、じぃじ・ばぁばの何気ない一言でママ・パパが傷つき、信頼関係が壊れてしまうのはとても残念なことです。
草加市では乳児健診、1歳7か月・3歳3か月健康診査、就学前健康診断など、成長に合わせて健康診査を行っていて、保健センターや子育て支援センターに育児や子育てについての相談窓口もあります。もし、ママ・パパが子どもの発達で不安を感じていて、相談するのをためらっているようなら、相談する勇気が出ない時なのかもしれません。「まずは聞いてみれば? 子どものためにしてあげられることが何か見つかるかもしれないね。」とじぃじ・ばぁばの思いやりの気持ちを伝えてください。
ママ・パパが子どもの対応に困っているようなら、じっくり話を聞いてあげてください。そして他の子と比べたりできないことを探すのではなくできることを探してたくさん褒めてあげましょう。
孫は叱れない?
「かわいい孫のすることだから」と、ついついあまやかしがちなじぃじ・ばぁばですが、良いこと・良くないことの区別を教えていくのが周りにいる大人の役目。いけないことや危険な事をした時は「ダメです」「これはやってはいけません」と伝えることも必要です。年齢に合わせた言葉でわかりやすく。言葉を理解するようになったら、なぜいけないのか理由も伝えてください。
「ママに叱られるからやめなさい」とか「パパがダメと言っているからダメ」では、子どもは、どうしたらよいのかわからないままです。その上、一生懸命に子育てしているママ・パパにとっては、自分が非難されている気分になってしまいます。「どうすることが良かったかな?」「こうするといいね」とじぃじ・ばぁばが寄り添ってくれれば、もう一度やりなおす気持ちが生まれます。頑張って少しずつ出来るようになる。それは子どもにとって貴重な経験です。一つ一つのことを子どもにわかりやすく言葉で伝えていくことは「しつけ」と言えます。
子どもの行動で困っているママ・パパには、どんなことで困っているのかよく話を聞いて成長につなげてあげたいですね。
ビデオ通話はほどほどに
今は当たり前となったデジタルツール。実家から遠くに離れて暮らす子どもたちや孫たちとも、すぐそこにいるように会話をすることができます。毎日でも孫の顔を見たくなりますが、ママ・パパは子育て奮闘中。予測できない子どもの行動に自分の時間も持てないでいることでしょう。約束していても「出られないからまた今度!」と断られることもあります。お互いの生活スタイルを大切にしながら(あまりしつこくならないように気を付けて)ビデオ通話も楽しみたいですね。
仕事・子育て・家事の両立がスタート
仕事に復帰したばかりのママは、生活が大きく変化したことで、リズムがつかめず、「子どもの世話と仕事と家事が上手くこなせない…」と悩むママもいます。そんな時もパパの協力と、じぃじ・ばぁばのほんの少しのサポートで、ママは徐々にリズムを取り戻すことができます。
今の時代は、女性が子どもを出産しても子育てしながら働きやすい社会づくりが目標とされています。育児・介護休業法が改正され、パパの育児休業も認められ子育て支援の様々な社会的なサポートもあります。
ママ・パパがサポートして欲しいと思っている部分とじぃじ・ばぁばのできることをすり合わせておくことが大切です。じぃじ・ばぁばのライフスタイルも大切です。無理のない範囲で協力しましょう。
関連ページ
知りたい>働くママ・パパへの就労支援
知りたい>働きたいママ・パパへの就労支援
2人目の赤ちゃんの妊娠・出産
2番目の赤ちゃんが欲しいと考えているママ・パパは、お兄ちゃんお姉ちゃんになる上の子のことが一番気がかり。じぃじ・ばぁばは、上の子の相手をお願いできる頼もしい存在です。じぃじ・ばぁばが遊んでくれると、ママ・パパも大助かりです。
赤ちゃんを迎える準備は上の子の相手も含めると、嬉しい反面大変さもあります。ママの体調も以前と同じとは限りません。家族の協力は欠かせません。その時々の家族の状況を考えてサポートの仕方も変化していきますね。
夫婦で相談して子どもは一人と決めていたり不妊で悩んでいる夫婦もいます。「二人目はいつ?まだなの」とプレッシャーをかけるような言い方はさけた方がいいですね。
関連ページ
多子世帯を応援する制度
3人以上の子どもを持ちたいと希望する方の為に、経済的な支援制度があります。
・3人以上の子供がいる世帯(多子世帯)向けに協賛店から割引などの特典をもらえる
「多子世帯応援ショップ制度」
・第3子以降(0~2歳児クラス)の保育料は無料
関連サイト
多子世帯応援ショップについて
保育所等の利用者負担額(2号・3号認定)減額制度「多子世帯への保育料軽減について」
行事とお祝い
誕生祝、初節句、七五三、入園入学、卒業、孫が成人するまでには様々な節目のお祝いがあります。最近は、しきたりにのっとった祝い方を省略して「親と子だけでお祝いしたい」ママ・パパも増えています。前もってじぃじ・ばぁばのお祝いしてあげたい気持ちを伝えて、ママ・パパがどうしたいか聞いてみるのも良いですね。
毎年お誕生日やクリスマスにプレゼントをするじぃじ・ばぁばもいます。節句の人形や七五三の着物などは、ママ・パパどちらかの親元から贈る習慣がある地方もあるようです。節目・節目にお祝いができるということは、祝ってもらう方も祝う方もとても幸せなことですが、両方の祖父母のプレゼントが重ならないように、ママ・パパと相談しておくといいですね。かわいい孫のためにお金を使い過ぎて、ご自身の生活資金が危うい状態になる人もいるようです。老後に係るお金も大切に。
教育資金の援助
子どもが成人するまでにかかる教育にかかる費用は多額です。子どもの進学にかかる費用のことで悩んだ結果、祖父母に教育資金の援助を相談するママ・パパもいます。孫への教育資金の援助は、一定の金額を超えると贈与とみなされ贈与税が課税となる場合があります。
「祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度」などを利用することもできます。教育資金の援助をするには税制について詳しく知っておくことが大切です。孫への援助を考えている方は、あらかじめ契約している金融機関又は契約を検討している金融機関に相談をしましょう。
関連サイト
孫への教育資金援助、注意すべき点はありますか?(一般社団法人 全国銀行協会)
祖父母などから教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度のあらまし(国税庁)
贈与税がかかる場合(国税庁)
じぃじ・ばぁば だからこそ伝えられること
じぃじ・ばぁばの子どもの頃のことや学校の様子、じいじ・ばぁば世代よりもっと昔のお話も子どもにとってとても新鮮で興味深いものです。歴史や時代を知り先祖や子孫について考えるきっかけにもなるでしょう。
「〇〇ちゃんより色々な事を知っているのは、たくさんの体験をしたからだよ。」「失敗したな~と思ったこともあったけど、今はいい思い出。あなたもいろんな事にチャレンジしてみることが大切だよ。」じぃじ・ばぁばの言葉は孫の心に刻まれます。
核家族が増えていく中、身近で人の生死を感じる経験が少ないことから、命(自分の命・人の命)について深く考えたことがない子どもも多い時代です。
人は、家族の関わりや人とのつながりの中で、命の誕生、人を愛すること、生きていくことの意味について考え、病気や死にどう向き合うのか、いたわりあう心の大切さや思いやりを学んでいきます。たくさんの人が繋がってきたことで、自分がいて、みんなが支えあっている。あなたもその中の一人だということを伝えてください。そして温かいまなざしで見守ってください。存在そのものがとても大きな意味のある「じぃじ・ばぁば」です。その想いと優しい笑顔は、子どもや孫たちに受け継がれていきます。