更新日:2020/09/10
両親が働いている場合などでは、その時間帯に子どもを預ける保育施設が必要になります。
保育施設は、子どもが生活時間の大半を過ごすところで、その環境や保育内容によっては、子どもの安全や健康面だけでなく、健全な発達にも影響を与えることがあります。
安心して子どもを預けるために、よりよい保育施設を選ぶときのチェックポイントを「よい保育施設の選び方十か条」として、厚生労働省が紹介しています。
保育施設を選ぶときの参考にしてください。
よい保育施設の選び方十か条(厚生省児童家庭局保育課・平成12年12月)
1.まずは情報収集を
市区町村の保育担当課で、情報の収集や相談をしましょう
2.事前に見学を
決める前に必ず施設を見学しましょう
3.見た目だけで決めないで
キャッチフレーズ、建物の外観や壁紙がきれい、保育料が安いなど、見た目だけで決めるのは
やめましょう
4.部屋の中まで入って見て
見学のときは、必ず、子どもたちがいる保育室の中まで入らせてもらいましょう
5.子どもたちの様子を見て
子どもたちの表情がいきいきとしているか、見てみましょう
6.保育する人の様子を見て
保育する人の数が十分か、聞いてみましょう
保育士の資格を持つ人がいるか、聞いてみましょう
保育する人が笑顔で子どもたちに接しているか、見てみましょう
保育する人の中には経験が豊かな人もいるか、見てみましょう
7.施設の様子を見て
赤ちゃんが静かに眠れる場所があるか、また、子どもが動き回れる十分な広さがあるか、見てみましょう
遊び道具がそろっているかを見て、また、外遊びをしているか聞いてみましょう
陽あたりや風とおしがよいか、また、清潔か、見てみましょう
災害のときのための避難口や避難階段があるか、見てみましょう
8.保育の方針を聞いて
園長や保育する人から、保育の考え方や内容について、聞いてみましょう
どんな給食が出されているか、聞いてみましょう
連絡帳などでの家庭との連絡や参観の機会などがあるか、聞いてみましょう
9.預けはじめてからもチェックを
預けはじめてからも、折にふれて、保育のしかたや子どもの様子を見てみましょう
10.不満や疑問は率直に
不満や疑問があったら、すぐ相談してみましょう、誠実に対応してくれるでしょうか
民間の保育施設は、それぞれに特色があり保育内容が違います。
また、保育施設を利用したい方一人ひとりの生活環境や事情も違います。
どの保育施設がよいかは、子どもを預ける人が実際に目で見て納得して決めることが大切です。この十か条について、さらに詳しい内容を厚生労働省ホームページで紹介しています。参考にしてください。
関連ページ
ベビーシッターなどを利用するときの留意点(厚生労働省ホームページ)