更新日:2025/02/13
母子健康手帳と副読本
妊娠の届け出をすると母子健康手帳が交付されます。
母子健康手帳は、健康診査、産科や小児科での診察、予防接種、保健指導などを受ける時に必要です。赤ちゃんの成長の記録だけでなく、予防接種歴や既往歴を確認できるので、大切に保管しましょう。
交付手続きは、にんしん出産相談室ぽかぽか(子育て支援センター2階)です。
母子健康手帳と一緒に副読本が配布されます。
副読本には、妊娠中に気をつけること、妊娠中の食事の目安、働く女性・男性のための出産・育児にかかわる制度など役立つ情報が載っています。受取ったら夫婦で目を通しておきましょう。
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妊婦健康診査を必ず受けましょう
妊婦健診は、妊婦さんと赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うものです。妊娠中はよりいっそう健康に気をつけて過ごさなければなりませんね。医師や助産師等の専門家のアドバイスをうけて積極的に健康管理しましょう。
健康な方でも、妊娠中に病気にかかることはあります。安全なお産のためには、早めに発見し適切な治療や保健指導を受けることが重要です。妊婦健診を行わず、陣痛が始まってから救急車で病院へ運ばれるといったケースがありました。これは、受け入れてもらえる病院も限られてしまい、妊婦さんと赤ちゃんにとって非常に危険な行為です。定期的な妊婦健診を必ず受けるようにしましょう。
気をつけたい症状
妊娠期には、生理的な変化もありますが、放っておくと危険な状態になることもあります。おかしいなと感じたら早めに診察を受けてください。
次のような症状が出たら早く医師に相談を! | |
□むくみ | □頑固な便秘 |
□性器出血 | □普段と違うおりもの |
□腹痛 | □強い頭痛 |
□発熱 | □つわりで衰弱が酷い |
□下痢 | □イライラ |
□めまい | □動悸が激しい |
□吐き気・おう吐 | □今まであった胎動を 感じなくなった時 |
□強い不安感 |
参考資料:すこやかな妊娠と出産のために(厚生労働省)
関連サイト
関連ページ
子育てコンパス>プレママ・パパ>赤ちゃんが欲しいと思ったら
知りたい>ママ・パパになるための準備>妊婦健康診査
妊娠中の歯の健康管理
妊娠中はホルモンバランスの変化などで、歯周炎やむし歯が進行しやすい時期です。予防に大切なのは口の中の清潔を保つことです。口の中の環境が悪いと生まれてくる赤ちゃんに影響が出ることがあります。日頃の口腔ケアに加え、定期的に歯科受診で口の中の環境を整えましょう。
妊婦さんとこれから生まれてくる赤ちゃんのために、体調のよいときに歯科健診を受けましょう。草加市内に住民登録のある妊婦さんは、草加市の指定歯科医療機関で健診が受けられます。妊娠安定期に(おおむね32週まで)に歯科健診を受けましょう。
母乳育児の準備
妊娠中は乳房がしだいに大きくなりママの体は母乳を出すための準備を始めます。母乳が良く出て、赤ちゃんが吸いやすくするために、妊娠中から手入れを始めておきましょう。
妊娠中から、乳房をケアしておくことで、スムーズに授乳ができたり、おっぱいトラブルの予防にもつながります。
ケアを始める時期や方法などは産婦人科や助産院で教えてもらえます。また、母乳育児に関することは、保健センターの助産師にも相談ができます。
■母乳育児に関する相談先一覧
知りたい>ママ・パパになるための準備>出産後>母乳育児相談
関連サイト
授乳の支援ガイド(こども家庭庁)
妊娠中の食生活
妊娠中は、お腹の赤ちゃんのことも考えて、食生活に気を配る必要があります。妊娠中と授乳中は、お母さんと赤ちゃんの健やかな成長のために、妊娠前よりも多くの栄養素の摂取が必要となります。草加市ホームページでは、妊娠中から授乳期の食事量の料理例を紹介しています。
妊産婦のための食事バランスガイド
食事バランスガイドとは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかがわかる食事量の目安です。「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5グループの料理や食品を組み合わせてとれるよう、コマに例えてそれぞれの適量をイラストでわかりやすく示しています。
目安量に加え、妊娠期、授乳期に応じたプラスの量(付加量)もしっかり摂取しましょう。無理せずに、数日単位で食事を見直してみてください。
妊産婦のための食事バランスガイド(厚生労働省)
妊娠前からはじめよう!健やかなからだづくりと食生活BOOK(子ども家庭庁)
気をつけたい食べ物
食品安全委員会(内閣府)ホームページでは、妊娠中に避けた方が良い食べ物や、魚やカフェインなど摂りすぎに注意が必要な食べ物の情報をまとめています。
正しい知識を身につけて、避けるべきものを避け、いろいろなものをバランスよく食べましょう。そして、加熱・手洗いなど食中毒予防にも心がけてください。
妊娠の前から気をつけたい食べ物のこと(食品安全委員会)
これからママになるあなたへ おさかなについて知ってほしいこと(厚生労働省)
つわり
つわりは、個人差もありますが、妊娠2か月くらいから症状が出はじめて、4か月を過ぎる頃になると落ち着く人が多いようです。吐き気・眠い・だるい・イライラする・食べ物の好みが変わる・いつも平気なニオイがつらくなるなどの症状があります。
柑橘系のさっぱりしたアメ、ミント系のタブレットやガム、梅干しや梅味のお菓子で口をさっぱりさせると、むかつきがおさまることもあります。
ご飯が炊けた時のにおいが気になる時、冷やしてなら食べられたり、みそ汁やスープ、ポン酢やレモン、梅干しで酸味をつけた和え物やサラダなら食べられる場合もあります。
「水分が摂れない」「1日に何度も吐き続けてしまう」「体重が週に2〜3キロ減った」などの場合は、妊娠悪阻という病気の可能性もあるので早めに病院を受診しましょう。
仕事をしている方へ
つわり、妊娠悪阻、貧血、めまい・立ちくらみやその他の症状で、職場での措置(入院・自宅療養・勤務時間の短縮・作業の制限など)が必要と医師が診断した場合は、「母性健康管理指導事項連絡カード」を利用して勤務先に措置の申出をしましょう。
母性健康管理指導事項連絡カードの活用について(厚生労働省ホームページ)
プレママ・プレパパのための講座
草加市保健センターでは、マタニティクラス(両親学級)、マタニティサロンを行っています。
マタニティクラス(両親学級)
初めてママ・パパになる方を対象に、沐浴のやり方や妊娠中の過ごし方、新生児の保育などを学びます
対象:対象出産予定日にあてはまる初妊婦とその夫(パートナー)
マタニティサロン
妊娠中から産後の食事のコツやおすすめメニューの紹介と、プチ離乳食講座・歯や骨のケアが一度に学べます。
対象:草加市在住の妊婦とその夫(パートナー)
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妊婦さんも参加できる広場を紹介しています。
知りたい>ママ・パパになるための準備>プレママの交流場所
出産後に赤ちゃんとお出かけできるところを紹介しています。
子育てコンパス>乳児>はじめての外出