子育て応援隊 そうかでの子育てを応援している団体・個人です。

子育て応援コラム

2015/06/18

NPO法人 Living in Japan

多様性の時代

子育て中の皆さん、今日もお疲れさまでした。毎日本当に大変ですよね。

さて、ちょっと考えてみてください。ご自分が小さかった時の事・・・どんな子ども時代を過ごしましたか・・・。その過ごし方と今のご自分のお子さんの過ごし方は、どれくらい同じでどれくらい違っているでしょうか。大家族なのか、兄弟の数はどうか、自然がいっぱいなのか、幼稚園なのか保育園なのかなど。時代も変わりましたよね。

私は、弟と二人兄弟。曾祖母・祖母を含む4世代で暮らしていました。東京の端の自然がいっぱいのところで幼稚園時代を過ごしました。そんな私が、海外で子どもを産み育てることになりました。言葉が通じないことも困りましたが、何より不安だったのは、自分の潜り抜けてきた子ども時代と全く違う道を子どもたちがたどっていくことでした。聞いたことも無い名前の予防注射(今のHibでした)、きちんとした自己主張を教えていく幼稚園生活、ひらがなも読めないのにたくさん書いてくるアルファベットのプリント。目新しく面白くはありましたが、どこか人間の基礎が自分とは違うところに建てられていくようで寂しさもありました。蚊取り線香の匂いに包まれて親子で昼寝してみたい。お店の看板のひらがなを拾い読みしながら商店街を歩いてみたい。そんな風に思ったのも本当の気持ちです。

皆さんも、ご自分の子ども時代とお子さんの今を比べてどう感じられますか。
違うところが多いと、特にそれが自分が意識して選んだことでない場合は、戸惑いや不安を感じることもあるのではないかと思います。


私たちは日ごろ海外から日本に来て暮らすようになった方やご家族を支える活動をしています。いろいろな問題がありますが、中でも異文化である日本での子育てに関する皆さんの悩みは尽きません。「言葉が通じない」「いじめられるのではないか」という心配は当然として、日本の親の叱るポイント、学校での勉強の内容その他いろいろ気になることがあります。「日本の教育はすごい」と思ってくれる方も多いのですが、やはり「自分の直接知らないところに子どもを入れる・・」という戸惑いや心細さは大きいようです。私たちはそんなお母さんたちの心に寄り添って活動していけたらと思っています。

日本語が通じないのに一大決心で一人で分娩室に入っていくお母さん。初めての日本人保育士に驚いて全くミルクを飲まなくなった赤ちゃんのお母さん。子どもが恥ずかしがってもついつい子どものほっぺに音を立ててキスしたいお母さん。学校で宿題を出されてビックリしてしまったお母さん。
私たちは応援していますよ。一緒にいろいろな人がいる今(多様性の時代)を生きていきましょう!

外国籍家庭のために毎年行っている子育て支援関係の催し
(国際相談コーナーまたはLiving in Japan主催)

進路説明会     日本の高校進学の仕組みや準備の仕方について
サマースクール   夏休みの宿題(感想文!自由研究!)等を一緒に
入学準備講座    小学校入学に向けて準備品は?名前書き大丈夫ですか?

その他、「国際相談コーナー」で(月)(水)(金)に相談にのっています。

いいね

活動情報

名前(HN) :かとう
私のプロフィール
氷川町在住 2児はすでに育ちあがり、ばあばとなりました。 

市役所の中の国際相談コーナーも13年目に入りました。
外国からの人や家族をボランティアスタッフと協力員がお手伝いしています。
学校に入る準備・市役所での手続き・そのほか生活全般にわたる相談事があります。

♪一緒に活動してくださる方も募集中です♪

外国語ができなくても、あなたの一生懸命な子育て経験が役に立ちます。
本格的に仕事に戻る前に、ちょっと社会とつながってみる、というのはいかがでしょう。

お待ちしています。